人前で緊張しなくなる方法


人は、ひとつやふたつ、いやもっとかもしれないけど…
トラウマと呼べるようなものを持っています。
精神的にあまりに痛すぎるので、そこには触れないようにしているという方は多いと思うのですが、
意外な方法であっさり解決しただけじゃなく、
まさに「ピンチはチャンス」と言えるような成功例に出会ったのでひとつご紹介します。

失敗からトラウマに

あるバンドのボーカリストさんのお話。
アマチュアながら、かなり精力的にライブを定期的にこなしていて、もうだいぶステージ上で緊張することはなくなっていました。

ところがある日、歌い慣れているはずの曲のサビで、急に声がひっくり返ってしまったんです。
ライブで声がひっくり返ることは、私にとってはさほど珍しいことではないのでなんとも思いませんが、
そのボーカリストさんにとっては、「お客様の前で失敗してしまった」というトラウマになってしまったんです。

そんなに難しい曲でもないし、キーが高過ぎるわけでもない、
練習の時には問題なく歌えるわけです。
なのに本番になると、「また失敗するかも」と強く思ってしまい、体がこわばってしまってひっくり返ってしまう。
それが数回続いてしまい、完全にトラウマ化してしまったんですね。

人前で緊張しなくなる方法とは

ライブに限らず、人前で緊張してしまい、うまくパフォーマンスが発揮できない、という人の特徴として、
「そもそも人前でパフォーマンスする機会が少ない」
「失敗した経験が少ない」
ことがあげられます。

例えば人前でなにかプレゼンをする機会があったとして、
今まで5回やって、5回ともうまくいった、という人の場合、
「絶対に失敗は許されない」
という概念が強くなってしまい、ちょっとしたミスでも人生が終わるぐらい落ち込んでしまうことになります。
そして「また失敗するのではないか」という恐怖にとりつかれてしまい、緊張感は強くなる一方です。

では人前で緊張しない人はどうなのかというと、
「何度も失敗したことがある人」なんです。
失敗したけど人生は終わらなかったし、
それをリカバリする経験もバリエーションも増えていきます。
そのうち「わざと失敗して笑いをとる」ことさえできるようになってきます。

ライブで実験してみたらうまくいった

さきほどのボーカリストさんの話に戻りましょう。
次のライブが目前に迫っていたので、こんな提案をしてみました。

その曲を歌う前に、緊張をほぐすため、本番のステージ上で一度公開リハーサルをしてはどうですか?と。

その曲のサビの歌詞には同じ歌詞が繰り返されていたので、
お客様に、簡単な振り付けを覚えてもらう時間を作り、
そこで、お客様の練習のふりをして、自分もそのパートを歌うことで、公開リハーサルができるわけです。

結果的に、緊張せずに歌うこともできて、
またお客様とも一体感のある楽しいライブとなったそうです。

ピンチはスピリットが作り出している?

「ピンチはチャンス」
という言葉、よく聞きますよね。

このボーカリストさんは、若い時にまったく音楽をやっておらず、大人になってからバンドをはじめました。
私がレッスンを担当し始めたばかりの頃は、音程も発声もリズムもまったくできない状態で、しかも本人はバンドをやることにさほど強い興味もない。笑
ただ、まわりの状況が、彼女の意思に関係なくどんどん動いているように見えました。

そして経験を積んでいくに従って、どんどん上手になっていき、ちょうど緊張もほぐれてきた頃だったんですね。
バンドやライブのレベルをそろそろ次の段階にあげてもいいのかな、というようなタイミングで、「サビで声がひっくり返る」というピンチがやってきたわけです。

彼女のスピリット(高次の自分)が、次の段階に進むために、わざわざピンチを作ったとしか思えない!

「ピンチはチャンス」ということがしっくり理解できるような出来事でした。

第三者として他人を見ればよくわかることでも、
これが自分のこととなると…なかなかうまくいかないんですけどね〜笑
まずはまわりを観察することからはじめてみてはいかがでしょうか?


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