今私がしたいこと


お正月、仕事がお休みという方は多いと思います。
休暇に入ってから皆さん何をしているんでしょうね。
とにかく寝て、昼酒を飲んで、お餅を食べて、また寝て、同窓会でまた飲んで…となんて人もいれば、
「嫁は一番くつろげない時期なのよ」という人もいるかも。

普段は忙しくてなかなかやりたいことができない、
時間があればあれもやりたいこれもやりたい…
と思っていること、皆さんありますよね?

では、お正月休み、やりたいと思っていたことの何割消化できたでしょうか?

クリキンディの「やりたいことリスト」の何番目かに
「アルバム整理をしたい」が入っていました。
上位から順にやりたいことをだいたいやってきて、
いざ「アルバム整理」の順番が来てみると、
時間もあるし、材料(アルバム台紙)もあるし、拡げる場所もあるのに、
なかなか手が伸びません。

なんでしょうね、ずっとやりたかったことなのに。

本当にやりたかったんでしょうか、私。

もしかしたら、これはやりたいことではなくて、
「やらなくちゃいけないことリスト」だったのかも。

「やらなくちゃいけないことリスト」というのは、
ほとんどが仕事関係だったり、義務的なことだったり、期限付きのものが多く入っています。
はっきり言ってしまえば「やりたくないものリスト」と言ってもいいと思います。

アルバム整理は期限があるわけではないので、
間違って「やりたいことリスト」に入れてしまったのかもしれません。

年の初めに、人はいろんな願い事を思います。
抱負を立てる人も多いと思いますが、
それが「自分のやりたいこと」なのか「本当はやりたくないけどやらなくちゃいけないこと」なのか、
混同しているケースって結構あるように思います。

例えば「今年こそ料理が上手になりたい」とか「断捨離して部屋をきれいにする」とかいう抱負の場合、
本当に料理や掃除が好きな人ならこんな目標立てませんよね。
だって自然にできちゃうことだから。
本音を言えば、「誰かが作ってくれたおいしいものを食べたい」
「誰かがきれいに掃除してくれないかな」
ってことなんだけど、
「お料理やお掃除が上手な人の方が立派な人間」だと世間的に思わされているから、
自分のことを「ダメな人間」と思いたくなくて、
こんな「やりたくないこと」を目標にしちゃうんですね。

でも本当はやりたくないんだ、ということに気付かないから、
「目標に向かって努力できない私はダメな人間」
というように、どんどん自分を否定していっちゃいます。

「やりたくないことなのに、こんなにがんばってエラい!」
と自分をほめてあげた方がどれだけ幸せになれるでしょう。
そのためにも、それが今本当に自分がやりたいことなのか、
やりたくないけどやらなくちゃいけないことなのか、
ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

昨日見かけたかわいい風景をひとつご紹介しておこうと思います。

デザートのアイスクリームを食べた後、
お皿に溶けて残ったクリームを、
小学生の男の子がペロペロときれいになめちゃいました。
もちろんマナー違反ですし、ママに怒られてましたが、
本当においしかったんでしょうね。
なぜ大人がそういうことをしないのかと言えば、それがかっこ悪いことと知っているからです。
しないけれど、男の子がお皿をなめたくなる気持ちは100%理解できますよね。

まるで「自分は生まれてから一度もお皿をなめたいと思ったことない」みたいな顔で
子供を叱る大人にはなりたくないと思いませんか?
「ああ、おいしかったから残すのもったいないね、ママもなめたい!けどかっこ悪いから我慢するね」
って教えてあげることができたら、
きっとこの子は自分がやりたいことと、やらなくちゃいけないことの区別がつく大人になるかもしれません。

え?クリキンディの今年の目標ですか?
「自分の本当の気持ちに早く気付く」
ってことにしておきます。
今年も宜しくお願いします。


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