移住しました その22「パラレルワールドと勇者とアセンションと」


2013年暮れ、長かった宮城の生活を終え、ついに九州へ移住しました。
はじめはもちろん仕事もほとんどなく、
貯金を食いつぶしてなんとか暮らしている感じでしたが、
半年経って、家族も移住、少しずついろんなことが落ち着きはじめています。

生まれた土地とはいえ、ほとんどはじめてのようなもので、
毎日がリアル県民ショー。
試行錯誤しながら生きています。

結論から言えば、
体調はとても回復しているし、
あの毒の沼地に戻ることは考えられません。

ただ、そこには何十年も過ごしてきた思い出もあるし、
親しかった仲間も大勢います。
ですが、なんというか、パラレルワールドの分岐を超えてしまったといえばいいのでしょうか、
今は「縁がないんだなぁ」と感じるんです。
もちろんメールも郵便もやり取りできるし、
記憶から消されたわけでもありません。
冷淡だと思われてしまうでしょうけれど、
選んだ道がもう違うんだな、と強く思います。

そして、そこに残った人たちにとっては、
そこは決して毒の沼地などではなく、
暖かい故郷です。

今は縁が遠くなってしまったけれど、
この先また交わる人もいるでしょう。

最後にひとつ、
「勇者ヨシヒコと魔王の城」の話をしようと思います。
深夜枠で放送された山田孝之主演のおふざけドラマですが、
こんなところにもいろいろメッセージは転がっているもので。

まぁドラクエのパクリの実写版ですので、
ストーリーは、世の中にはびこる悪を倒して、世界を平和に導くために、
ひとりの勇者が仲間を見つけて、たくさんの経験をしながら、
最終的に魔王を倒す、というものです。

毎回登場する悪役の盗賊と出会った時のセリフにこんなものがあります。
「金と食い物を置いていけ、さもなくば殺して奪い取る」
「私は世界の平和のために戦う勇者だ、その要求に答えるわけにはいかん」
「こちとら世界の平和より明日の飯なんだよ」

ほぼ100%盗賊の負けなんですけどね…(笑)

これを現在の地球にあてはめてみると、
温暖化や(これはどうやら陰謀のひとつだった模様ですが)異常気象、
放射能や排気ガスなどによる大気汚染、廃棄物による海や川の汚染、
農薬、除草剤などによる土の汚染、
戦争、殺戮、陰謀、利権争い、などなど
とても平和な状態とは言い難いように見えます。

しかし、直接見える形で目の前にモンスターがいるわけじゃないし、
とりあえず明日の飯を確保する方が大事、
(実際には明日だけでなく、老後の心配をして貯め込んでいるわけですが)
誰か勇者的な人が、そういう大きな問題を解決してくれるんでしょ、
と思っている人が圧倒的に多いのだと思います。
ご多分に漏れず私もそのひとりです。

勇者のように生きている人もたくさんいますね。
漫才コンビのおしどりマコ・ケンさん、
らっきーデタラメ放送局のらっきーさん、
カリスマブロガーのきっこさん、
IWJの岩上安身さん、
国会議員の山本太郎さん、
B級アイドルの藤波心さん、
リチャード・コシミズさん、
apバンクの田中優さん、
てんつくマンさん、
まだまだ、私が知らないだけでたくさんいらっしゃると思います。

以前ブログにも書いたのですが、
ロード・オブ・ザ・リングのエンディングシーンに
なんだか違和感を感じた理由がここにあるような気がします。
指輪を葬って世界を平和に導き、
主人公のホビットが生まれ育った村に戻った時、
村にいる人たちは、何が起こったのか知らないままに、
「なに?なんかあったの?ずっと平和だったよ?」みたいな顔をしているんですね。
(実際には被害を被っていますが、最後の方はフロドvsサウロンしか描かれていないので)

ここで本当のゴールをくぐれるのは、勇者だけですよね。

勇者のように生きることを選んだ人、
それを助ける役目を持った人、
敵役、群衆、
いろんな人がいるからこそ回っているんだなぁ。

さて、この「移住しました」シリーズはこれで終わりにしようと思います。
前にも書いたように、
皆さんに「移住すべきだ」と言うつもりはありません。
ただ、移住したいけど迷っている、という人に、
なにかのヒントになればと思って自分の経験を書きました。

この311から始まったカタストロフィをきっかけに、
いろんなことが大きく動かされたなぁと感じます。
自分の気持ちに気付いた人もいれば、
世の中の隠された事実に気付いた人も多いと思います。
今思えば、やはりこれはアセンションのひとつの形だったのでしょうね。

皆さんの人生がしっくりなっとくいい感じにいきますように。
個人的な駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

(最初から読む?)
(PubooかKindleで読む?)


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