[映画]ももへの手紙 クオリティは高いのになぁ…


レンタルビデオ店で、あ、そういえばこの映画見てなかったなぁ、と思って借りてきました。

「ももへの手紙」

宣伝番組を見て、結構好きなテイストの映画かも〜、と思っていたのに、
なぜか映画館に行かないうちに終わっていました。
そんなに忙しかったわけでもないのになぜかなぁ〜
と思っていたら、あまり話題にならなかったんですね。
<…ネタバレありますのでご注意ください…>

よく知らずにこの映画を見た人は、
「ああ、ジブリの映画でしょ?」と思うらしいですが、
角川映画です。

角川映画だとはまったく気付かないほど、ジブリ映画にテイストが似ているなぁ
と思ったら、スタッフが、だいぶかぶっています。
アニメ映画としては本当にとてもクオリティが高いです。
細部にまでこだわりが感じられます。
絶対に一度は見るべきです。…一度は…。

声優さんたちも豪華だし、演出もいい、ストーリーも悪くない、
キャラ設定もわかりやすく、全体的に好感は持てるのですが……

「うわぁ!また見たい!この映画好き!」
と思わせない不思議な感覚。
いったい何がそう思わせるんだろう〜〜?
見終わってから、なんとも言えない気分にさせられます。

まぁ、たとえば、飛び抜けて好き!と思えるキャラクターがいないとか、
ある程度ストーリーが読めてしまうとか、
ん〜あとは、どのシーンも「なんかどこかで見た事がある」と思うような映像だったり、
そのシーンに流れるBGMのテイストもジブリにそっくりだったり……。

たぶん、
ジブリとの一番大きな違いは、
「何を伝えたいのか」の違いなのかなぁと。

つまり、「ももへの手紙」を見ていて伝わってくるのは、
「クオリティの高い映画を作りたい」
「ジブリを超える映画を作りたい」
という感じ…?
ものすごくたくさんのスタッフが関わっている映画ですから、
もちろんそうじゃない方もいると思うのですが、
全体的にそんな印象を受けてしまったがゆえに、
見終わった後に気持ちが冷めてしまっているというか…。

本当に「惜しいなぁ」と感じます。

思うに、何かをやろうとするときの「動機」「目的」というのは、
そっくりそのまま結果に結びつくのではないかと。

うーん、結果というと語弊があるかもしれませんね。
結果と言えど、途中経過でもあるわけですから。
この映画が20年後、50年後にどう評価されるかわかりません。

誰かから評価を得ることを目的にしたものを作るのと、
誰かに伝えたい思いを表現したものでは、
全く違うものが出来上がるのかもしれません。

それはお金儲けを目的に働くのと、
自分の目的に向かって働いた結果お金をもらうことの違いと同じくらい
差が出るような気がします。

ん〜
だから、前に進めないのかな、私…。

←…え、ええ、目的はアクセスアップです……


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