日本人ならたいてい持ってるアラジンと魔法のランプ




誰でも知っているこの物語「アラジンと魔法のランプ」ですが、
きっと日本人なら誰もが一度は思ったことがある疑問、
「なんでこれがランプなの?急須じゃん!」

でも不思議なもので、子供の頃って素直だから、
「これは遠いアラビアの国でむかーし使われていたランプなのよ」
って言われたら、それでなんとなく納得した気分になって、
いったいこれをどうやって使うのか、なんて考えないままに大人になっちゃうんですよね。

クリキンディも、そんな小さな疑問のことをすっかり忘れていたのですが、
ところが、最近この疑問がスッキリ解けちゃいました。

そもそもの始まりは、やっぱり311なんですよね。
数日続いた停電の後、ネット上には、簡単に作れるサラダオイルランプや、その発展版のコンロ、
アルコールを使った空き缶コンロなど、
災害時に役に立つ道具の作り方が一斉に広まりました。

もともともの作りが好きなクリキンディ、
面白くなってきちゃって、いろいろ作ってみました。
☆サラダオイルランプ
http://blog.kuriki-ndi.org/?p=2821
☆空き缶アルコールバーナー
http://blog.kuriki-ndi.org/?p=2876

検索すると、本当にいろいろな人が作っているパターンが出てきて面白い!
その中に、急須を使ったサラダオイルランプの記事があったんですね。




よく考えてみれば、オイルランプのしくみってとても簡単。
油と灯火になる芯材があればいいだけ。
芯材は、油がしみ込む素材で、火で溶けないものであればいい。
アクリルなどのひもは使えませんが、
綿や麻のひも、ティッシュペーパーを丸めたもの、綿を撚ったもの、植物の繊維を乾燥させたもの、Tシャツやハンカチなどを細く切ったもの、アイスキャンディの棒など、
しっかり油がしみ込むのであれば、本当になんでも使えます。
ただ、いろいろ素材の特性もあるので、ちょうどよくランプ芯にするには、工夫も必要です。

ということで、急須に戻りますが、
この注ぎ口が芯を支えるのにちょうどいい形なんですね。
燃やしている途中で油をつぎ足すのも簡単!
本体が熱くなっても、取っ手があれば移動するのも簡単!
なんとランプとして使うのに、これ以上ピッタリの形はないというぐらい便利!!

つまり、アラジンの魔法のランプは、やっぱりランプだったんですよ!
アラジンランプで検索してみると、結構普通に売ってるじゃん!

これはさっそく実験しなくちゃ!
というわけで、急須ではなく、100円ショップで見つけたかわいいしょうゆ差しを使用。
2014-11-16 18.38.24

何に使ったのか、誰がいつ買ってきたのか、もはや不明だけど、
ちょっと太めの凧糸がうちにあったので、それを芯にして内部にサラダオイルを投入。
ただ、注ぎ口に対して糸が細いので、抜けないようにアルミホイルを巻いてみました。




しっかり油がしみ込むのを待って点火!

…………
…………
…………

すぐに勢いよく火が点くものの、芯が燃え尽きて消えてしまいました。

どうやら、入れる油をケチったので、油の吸い上げがよくなかったようです。

そこで、アルミホイルをやめて、
いつ買ったのかよくわからないけど、薬箱に入っていた脱脂綿を出してきました。



少しだけ綿をとって、凧糸に巻き付けます。
これで油の吸い上げもオッケー!

点火!!

2014-11-16 20.33.09

あらやだ、かわいい!
いい感じー!!

明るさとすれば、ろうそく1本分ですので、
本を読みたい人は、5本ぐらい点ければイケルと思います。

というか、そこまでしてろうそくで本を読まなくてもいいですね…
ほの暗い明かりを楽しんでください。
くれぐれも、点火中は火の側を離れないでくださいね。
火傷にもご注意を。

ああ、楽しい!


「日本人ならたいてい持ってるアラジンと魔法のランプ」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です